生活援助従事者研修 【2019年最新情報】

生活援助従事者研修」という言葉を聞いたことがありますか?

・聞いたことはあるけど詳しくは知らない…
・キーワードで何だか気になってこのページに来た
・生活従事者研修について情報を集めている!

様々なことからこのページにたどり着いたと思いますが、
まだまだ新しく、あまり情報のない介護サービスの研修である
生活援助従事者研修」について掘り下げていきましょう!

【2019年「生活援助従事者研修」新着情報】

2019.03.09
生活援助従事者研修 テキスト」を追加しました。

生活援助従事者研修ってそもそも何?

まずは生活援助従事者研修をそもそも知らなかった人へ。
安心してください、知らないからといって恥ずかしいことではありませんよ。
ただし、それも今のうちかもしれません…!これからどんどん需要が大きくなって行く可能性のある「生活援助従事者研修」ついて今のうちから詳しくなりましょう!

生活援助従事者研修とは、介護の人材確保の裾野を広げることや、訪問介護の生活援助を中心としたサービスの担い手を育成することを目的としてできた、短時間の新研修です。来年度から新たに始まろうとしています。

この研修はどんな人が受けれるの?受講要件は?

特に受講する上での決まりはまだ決まっていないようです。身体介助ではなく、衣服の整理、調理、掃除、洗濯、生活必需品の買い物、薬の受け取りなど日常生活の援助になりますので、主婦を長くしていたからブランクが…なんて心配も少ないかもしれませんね!家事になれている方やご高齢の方との適切なコミュニケーションスキルなど、暮らしの中で必要なスキルが求められそうですね。

どういう研修カリキュラムなの?

カリキュラム内容は初任者研修と同科目ですが、初任者研修の約半分である59時間と決められています。(初任者研修は130時間
59時間中29時間が通信で行うことができるため、30時間のスクーリングが見込まれています。

「生活援助従事者研修」テキスト

はじめて学ぶ生活援助 「生活援助従事者研修」テキスト

はじめて学ぶ生活援助

監 修:黒澤貞夫
(一般社団法人介護福祉指導教育推進機構代表理事)
発行日:2018年8月20
価格:3,240 円(税込)

生活援助従事者研修(59時間対応)

【目次】
第1 章 職務の理解  ―― 2 時間
第2 章 介護における尊厳の保持・自立支援  ―― 6 時間
第3 章 介護の基本  ―― 4 時間
第4 章 介護・福祉サービスの理解と医療との連携  ―― 3 時間
第5 章 介護におけるコミュニケーション技術  ―― 6 時間
第6 章 老化と認知症の理解  ―― 9 時間
第7 章 障害の理解  ―― 3 時間
第8 章 こころとからだのしくみと生活支援技術  ―― 24 時間
第9 章 振り返り  ―― 2 時間
合計59時間(うち通信:29 時間可)

生活援助従事者研修(59時間研修)テキスト

生活援助従事者研修(59時間研修)テキスト

著者:堀田 力、是枝祥子=編集
発行日:2018年12月20日
価格:2,700円(税込)

生活援助従事者研修(59時間対応)

【目次】
第1章 介護の仕事とは(職務の理解)
1 介護サービスの種類
2 介護の仕事を知る

第2章 介護で大切な視点 (介護における尊厳の保持・自立支援)
1 利用者の尊厳を支える
2 利用者の自立を支える

第3章 介護の仕事の基本(介護の基本)
1 介護の専門性と多職種連携
2 職業倫理
3 安全の確保
4 健康管理

第4章 介護・福祉サービスの基本
(介護・福祉サービスの理解と医療との連携)
1 介護保険制度の基本
2 介護と医療の連携
3 障害者福祉制度の基本とその他の制度

第5章 コミュニケーションの方法
(介護におけるコミュニケーション技術)
1 コミュニケーションの基本
2 職員同士のコミュニケーション

第6章 老化と認知症の理解(老化と認知症の理解)
1 老化によるこころとからだの変化
2 高齢者に多い病気と症状
3 認知症の基礎知識
4 認知症によるこころとからだの変化
5 家族への支援

第7章 障害の理解 (障害の理解)
1 障害のある人の生活の理解
2 家族への支援

第8章 こころとからだのしくみ
(こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅰ)
1 介護の基本的な考え方
2 こころのしくみ
3 からだのしくみ

第9章 介護の仕事に必要な技術
(こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅱ)
1 生活と家事
2 住環境の整備
3 移動・移乗の介護の基本
4 食事の介護の基本
5 睡眠の介護の基本
6 終末期の介護の基本

第10章 生活支援技術演習
(こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅲ)
1 介護過程の基礎的理解

生活援助従事者研を受講すると、どんなメリットがあるの?

この研修を修了した方は、訪問介護事業所の人員基準(常勤換算2.5以上)の対象としてカウントすることが可能になります。施設側から見てもありがたい存在。そういう意味では、就職の際に有利になるかもしれません。

ただし、身体介護を行うことはできません。そんな時にはキャリアアップとして初任者研修を取得したいわ、という方に必見になるのが、通常であれば初任者研修では、130時間のカリキュラムをこなすごとが必須となりますが、生活援助従事者研修を持っていれば、重なるカリキュラム内容を省略することができるみたいです!
実際には、足りない71時間の研修過程を修了するだけで、介護職員初任者研修の取得が可能になるんですね!

いつから受講できるの?

カリキュラム内容については公表されていますが、生活援助従事者研修の実施先がどうなるかは、決まっていないようです。そのため、今すぐ研修を受けることはできないのが現状です。
しかしテキストなどが準備され始め、着々と研修を組み立られる状況になって来ています。

介護職員初任者研修を受講するにはスキルが不安だったり、時間がお金に余裕がない…
そんな人には、まず介護を触れる、学ぶという観点で入りやすい研修内容になるのではないでしょうか?まだまだ新しく不透明な研修となりますが、実際に組み立てが完成してくるのが楽しみですね。

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