徹底解説!サ高住(サービス付高齢者向け住宅)の入居条件とは・・・

介護についてニュースなどでよく取り立たされているけど、子はすでに自立しているから、老後の面倒かけたくない…まだ意識はしっかりしているし、自立できているけど、今後どうしたらいいものか。施設に入るには条件もあるみたいだし…
そう思ったことはありませんか?あまり悩んでもしかたありませんよ。くよくよ考え込まないで、少なくても役立ち情報はつかんでおきましょう。数多い介護系施設のなかで、今回は「サービス付き高齢者向け住宅」について解説します。

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは?

「サービス付き高齢者向け住宅」は、いわゆる「有料老人ホーム」と違って、老後の設計に役立つ新しい老齢化社会のビジネスモデルです。

あなたは、介護福祉と経済的ビジネスモデルは別々に切り離したいかもしれませんね。ところが21世紀型ビジネスは、需要が変化している事実を知る必要があります。最近、「サービス付き高齢者住宅」の建設は現実に伸びているという事実があります。基本は賃貸借契約ですが、事業者は家賃収入という不動産収入でビジネス特化ができ、子に面倒などはかけず、まだ意識がしっかりしているため、余生を愉しむ環境が提供されています。

「サ高住」の入居条件はそんな事情を見事にフォローアップできる住宅です。安否確認と生活相談は、最低限、人が生きていくためには欠かせませんよ!

設えとシステムが管理されたら、自由を束縛する管理ではない安全なる暮らしが確保できる住宅サービス業といっても過言ではないですから、「サ高住」の入居条件などの特徴を次々と解説していきます!

有料老人ホームとの違いは?

さて、「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」とはどこに違いがあるでしょう?
何だかよくわかりませんよね!
似た者同士でもまったく違うわけです!
では、その違いについて解説します!

① 「有料老人ホーム」について
有料老人ホームは、賃貸借契約ではないため、入居時の初期費用に入居一時金としておカネをまとめて支払います。つまり家賃分を前払うことになりますが、権利を買うという方式です。

管理費・介護サービスや食事代は月々で支払いますが、最初から介護サービスは設定されている場合があり、そのようなときには個人でサービスを選べません。

② 「サービス付き高齢者向け住宅」について
「サ高住」は一般の賃貸借契約と同じで、家賃を支払いながら居住します。有料老人ホームとは違って、敷金を支払う必要がありますが、高額な初期費用を支払わなくてすみます。費用面ではとかく利用しやすいといえるでしょう。

「サ高住」の入居条件で考える重要な一つに、介護サービスは選択制ですから、必要だと思ったサービスを受けることができます。費用面では利用するサービスに応じた負担ですから、個人の自由意思がとても尊重されています。外出や外泊のときも、まだ意識がしっかりして自立できている高齢者が多く居住しているため、許可制などのルールで縛られることは少ないです。

以上のように、「有料老人ホーム」と「サ高住」の入居条件は個人の自由がどこまで尊重されているかどうか、費用面で高額が定額ですむかなど違いが多いことに気づきますね。

サ高住(サービス付高齢者向け住宅)の入居条件とは?

次に、「サ高住」の入居条件について解説しましょう。

老齢年金受給資格は65歳からとされ、厚生労働省では「65歳以上を高齢者」としています。
「サ高住」では、60歳以上の高齢者が対象となっています。60歳といっても、まだまだ元気な方が多いですね。同時に、そろそろ老後の生活も考えなければと悩む時期でもありますから、そんな悩みなど一遍に解消できます。

しかも、高齢者単身でも居住できますし、要支援・要介護認定を受けている配偶者とも同居できます。また、配偶者以外の親族でも条件を満たせば入居できます。
ですから、高齢者というだけの理由で入居拒否されず、自分の生活条件に合った暮らしができるということになります。

以上のように、「サ高住」の入居条件は、とてもハードルを下げていますから、入り口は幅広いといえます。
ただし、一般の賃貸借契約と同じく入居条件の中でもっとも重要な一つに、連帯保証人や身元引受人を設定する場合が多いですから、入居時には事前に探しておく必要があります。

サ高住(サービス付高齢者向け住宅)の特徴

提供されるサービスは?

施設スタッフは医療・介護の専門スタッフで構成されています。常駐は義務づけられていませんが、医師・看護師もいるため、医療面でのサポートと、介護面でのサポートがあり、安全・安心面で配慮された住宅です。

主なサービス内容
① 医師・看護師による医療
② 介護スタッフによる介護サービス
食事・掃除・洗濯などの生活における家事代行。
入浴・排泄などの介護サービス。
リハビリなどの介助サービス。
外出時の送迎サービス。

以上のように、介護施設にはよくある通所介護・訪問介護・デイサービスなどのメニューが設えられており、しかも個別にサービス契約を結べ、介護費用を計算できますから必要なサービスだけを選べます。

費用

敷金として、0円から数百万円です。金額として施設によって幅が大きくなっていますから、事前によく調べておいてください。

月額利用料としては、10万円から30万円ほどです。相場としては、15万円ほどといわれています。

施設・設備

施設の設備については、何よりも安全・安心が第1ですね。
セキュリティーはもちろん、万が一のとき、緊急対応をしてくれるかどうかです。最近は技術が進んでいますから、センサーを設置している施設が多くみられます。少なくても重度の介護者の入居を想定していませんから、できるだけ自力もしくは自立できる意識を持っている入居者ばかりという施設対応になります。

もちろん、夜間などの場合、医療面でバックアップするため、緊急通報システムを導入している施設もあります。

さらに、高齢者は適度な運動とコミュニケーションが必要ですね。少しでも老化の進行を遅らせなければならないため、若さを保つためのスペースが用意されています。コミュニティースペースは、多機能型に利用できますから「サ高住」には欠かせない設えとなっています。

サ高住(サービス付高齢者向け住宅)のメリット・デメリット

メリット

「サ高住」のメリットは下記のとおりです。
① 高齢者であることを理由に入居拒否または強制的に退去させることはできません。
② 個人の自由が尊重されているため、生活環境が自由です。
③ 初期費用については、あまり高額でなくてもすみます。
④ 介護サービスについて、必要なサービスだけを選ぶことができ、サービスを押し付けられなくてすみます。
⑤ 医師・看護師がいるため、医療面で安心です。
⑥ まだ元気で自立した高齢者でも入居でき、条件に応じパートナーも同居できます。

デメリット

「サ高住」の入居条件デメリットは下記のとおりです。
① 施設設によって賃貸料が高くなります。
② 医療面について、緊急時に介護ヘルパーが対処できない医療行為において、看護師が常駐していない場合があります。
③ 重い認知症など介護度が進んで重度になってしまうと、退去せざるを得ない場合があります。
④ 介護スタッフの人数によって、夜間の見守りが希薄になる場合があります。
⑤ 介護認定を受けていても、まだ自立できる高齢者を対象にしているため、いつも介護を必要とする高齢者には適していません。
⑥ 民間事業者が運営するため、施設によってサービスに差があります。

まとめ

いかがでしたか?「サ高住」は、新しい介護住宅として注目を集めています。60歳以上から入居できますから、老後設計を悩んでいる方には魅力になるでしょう。住宅は進化し続け、今後どのような住宅が現れるか楽しみですね。どうぞ悩みを解消するため、一助となれば…

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